何気ない日常に、何気ない幸せを。

#16 究極の選択

突然ですが皆さんはこんな質問をされたことはありませんか?


「仕事と私、どっちが大事なの!?」


僕は聞かれたことがありません。
同年代の人は僕と同じように聞かれたことがないでしょう。え?経験あり?

女性の場合、質問をする側ですね。
これもまた未経験でしょう。え?経験あるの?

……経験豊富なのはいいことですね!!!


この質問の意図としては『相手の愛情を確かめる』ということだと思います。
久しぶりのデートを仕事の都合で急遽キャンセルに……
そんなことがあったら不安になる気もわからなくはないです。

そこで、相手に確かめるんですね。
自分のことを愛しているのか、と…

男にとって仕事は生きる上で充実感を与えてくれる、なくてはならないものです。同じように女性というのもなくてはならない大切な存在です。彼女なら尚更。

「どっちが大切かなんて比べられないよ!」

というのが本音だと思うんですが、詳しくはよくわからないです。

あと、さっきからわかっているような態度ですが完全な予想ですので『乙女心をわかってない!』といった苦情は受け付けません!


さて、この質問、実は『究極の選択』なんです。キチンとした回答が必要とされます。
しかし正解はありません。
難解。


この『究極の選択』ですが、実に多種多様にわたり、身近な例だと
『貧乏だがイケメン or 富豪だがブサイク』
『愛する恋人 or 愛する両親』
『いぬ or ねこ』
『きのこの山 or たけのこの里
といったものがパッと思い浮かびますね。

これらの質問は質問者に何らかの利益があるからこそするわけです。

では、次の質問はどうでしょう?
『うんち味のカレー or カレー味のうんち』

そう、ここまで読んで下さった人なら察しがついてると思うんですが、わけわからないんですよ!

よく考えてみてください、知ったところでどうなるのかと思いませんか?
質問者がどちらかを作れるなら話は別ですが、僕はそんな人見たことないです。てかいたらキモい。

カレーもいい迷惑ですよね。
両者の共通点と言えば『色』と『小学生が好き』ってことくらいです。


こんな理解不能な質問を母と妹にしてみました。


僕「うんち味のカレーとカレー味のうんち、どっち食べる???」

母「不味いけど少なくとも食べ物なんだからうんち味のカレーでしょ。おいしいうんちなんて食べたくない。」


なかなか筋の通った返答をされました。
ふざけて聞いた僕が馬鹿みたいです。馬鹿でした。
ちなみに妹は


妹「食べない。」


彼女の持つ、無限に広がる可能性を感じます。
流石は我が妹!

また、質問をする際に間違って
「カレー味のカレーとうんち味のうんち、どっちがいい???」
と聞いてしまいました。意味不明。


人は誰でも決断を迫られる瞬間に出会います。
どういったものかは状況によりけりですが、いずれにせよ慎重に選ばなくてはいけません。僕はたけのこの里派です。

カレー味のうんち、うんち味のカレー、
僕はそんなものがこの世に存在していないことを願うばかりです。

どちらかを選ばなくてはなりませんからね!


ではまた!