何気ない日常に、何気ない幸せを。

#43 ハリーポッターと賢者の石

ハリーポッターと賢者の石


◆ハグリットのバイク
ハグリットがハリーを連れてくるために使われたバイク。映画ではカットされましたが彼の口からはっきりと「シリウスに借りた」とあります。原作では「シリウスというブラック家の奴に借りた」となってますが、これは誤訳で、原書ではハグリットとシリウスが友好関係にあることをほのめかしている伏線となっています。
この時点ではまだシリウスはアズカバンに投獄されていないことがわかります。


ダンブルドアの言う『その時』
これは魔法世界での成人となる年、17歳の誕生日までのことです。
ハリーの母・リリーがかけた古い防衛魔法はその時に効力を失います。
詳しくは『不死鳥の騎士団』で。


◆ハリーの魔法
動物園でのガラス消失事件がありますが、実はハリーは以前にも無意識のうちに魔法を使っています。例えばダドリーを筆頭にしたダドリー軍団に追いかけられている時に、気づいたら煙突の上に腰かけていたとか、坊主頭にされた次の日には元通りになっていたり、ホグワーツではこうした魔法を制御する方法も学びます。
また、動物園でハリーは蛇と会話しますが、それも魔法の力と勘違いしてしまいます。


◆ハグリット来訪
映画では夜に出発してますが、原作では翌朝になっています。
ちょっとどうでもいいことですがね。


◆杖
ハリーの杖に不死鳥の尾羽が使われているとオリバンダーが話していますが、その不死鳥とは、実はダンブルドアのフォークスです。


◆夏休み
ダイアゴン横丁での買い物の後、ハリーは一度プリベット通りに帰ります。そして1週間をそこで過ごし、バーノンおじさんに車でキングズ・クロスまで送ってもらいます。
ちなみに夏休み中に読んだ魔法史(世界史的な感じの科目)の教科書にあった単語からヘドウィグを命名しました。
しかもその魔法史の著者バチルダ・バグショットも伏線となっています。


ホグワーツ特急
なぜマグル生まれのハーマイオニーがハリーを知っていたのかと思う方もいるかもしれませんが、彼女はハリーの事を本で読んだから知ってたと言っています。また、未成年魔法使いは学校外で魔法を使ってはならない法律がありますが、ロンもハーマイオニーもまだ入学してないからセーフと言ったところでしょう。ロンのは魔法なのか…?


◆マルフォイ
映画ではホグワーツ城で出会ったことになってますが、原作ではダイアゴン横丁で出会っています。マルフォイは無能なのでハリーの正体に気づいていませんでした。


◆組分け帽子
原作ではABC順で決まっていきます。映画はよくわからない順番ですね。
そして、原作では唄います。

組分けの基準(ちょっとあやふや)
勇気・・・グリフィンドール
才能・・・スリザリン
知恵・・・レイブンクロー
誠実・・・ハッフルパフ


◆全校生徒
1000人ほど在籍してるそうです。


◆グリフィンドール寮の入り口
おおむね『秘密の部屋』以降の位置が正しいと思われます。


◆授業
やけにマルフォイがいますが、合同授業などもあります。


◆スネイプ先生
ひたすらハリーに問題をしますが、答えも教えてくれます。
例・ベゾアール石は大抵の毒の解毒剤になる。
答えられなかったハリーは『1点』減点されます。


◆飛行訓練
1年生限定授業。
ホウキは怖がってるとうまく上がってくれないそうです。
マルフォイは自宅でよく飛んでいた(本人談)ため、飛べたらしいです。


◆立ち入り禁止の廊下
映画では偶然3階の立ち入り禁止廊下に迷い混みましたが、原作では

マルフォイがハリーに決闘を申し込んでくる。

ハリーは受諾し、約束の真夜中、ロンとこっそり寮を抜け出そうとする

ハーマイオニー、止めようとして寮から出たが肖像画の太ったレディが散歩に行ってしまい閉め出されたのでついていくことに。また、医務室から退院(飛行訓練でのアレ)したものの合言葉を忘れて寮に入れないでいたネビルも同行する。

マルフォイは来ないでフィルチにチクっていた

ハリーら、逃げて例の廊下へ

という流れになっています。ラストのネビルの行動も頷けます。
映画の迷い込みかたは少し不自然でしたね。


クィディッチ
ウッド(ゴールキーパー)は一見K.O.されたように思えますが、彼はタフなのですぐにプレーに戻ります。
ちなみにクィディッチは総当たり戦です。
原作ではもう1試合行われたのですが映画ではカット。
最終戦はハリー不在(医務室で休養中)のため完敗だったようです…!


◆クリスマス
ロンが休暇中に帰省しなかったのは両親が旅行に行くからでした。
また、透明マントの送り主はダンブルドアです。


◆先生方の罠
スネイプの罠がカットされています。
チェスの後、ハリーとハーマイオニーは先に進みスネイプの罠に挑戦しています。その結果、ハーマイオニーは引き返し、ハリーは進むことになったのです。


◆クィレル先生
死にました。



総評
よくここまで再現できたなぁ!と、その一言しか出てこない出来。
特にマクゴナガル先生のドンピシャ配役には脱帽です。
クィヂッチも迫力満点でしたし、何といってもホグワーツ城のクオリティが凄すぎます!

この1作だけでも楽しめるし、今後の作品にも繋がる伏線もこれでもかと言う程ばらまかれています。
まさに傑作の名が相応しい作品。是非後世にも語り継がれて欲しいですね。